ここではセキュリティ対策としても有効な横河レンタ・リースのデータレスPC「Passage」について調査。主な特長や導入ライセンス費用、システムを導入している企業の声などを紹介しています。
データレスPC「Passage」はインストールするだけで通常のPC操作そのままに、データをファイルサーバーに保存できるソフトウェアです。従来の仮想デスクトップ環境構築に比べ、低コストで導入できるのが特長です。
画面転送方式のシンクライアントとは異なり、PCのリソースをそのまま利用する方式のため、Web会議や動画再生もストレスフリーです。また、PC内の一時保存領域を活用することでオフライン時も一部の業務を行えます。
Passageのライセンス費用は、1ユーザーあたり月額780円です。他社製品と比較しても低価格な設定となっています。導入コストが障害となってデータレスクライアントの導入を躊躇している企業にとっては、検討する価値があるでしょう。
月額制のレンタルライセンスに加え、次年度以降の保守がオプションとなるパーマネントライセンスでの購入も可能です。保守が不要な場合、より低コストでの利用が可能です。
医療機器・介護用品を扱うY社では機密情報が多く、データ漏えいリスクを抑えることが課題でした。当初検討していたデータ削除ソフトは動作が不安定で運用が難しかったのですが、Passageはシャットダウン前はローカルにデータが残り、シャットダウン時にデータが削除されるので自社に合っていました。
参照元:Flex Work Place公式ページ(https://www.yrl.com/fwp/casestudy/detail_29/)
首都圏で展開する進学塾Wはワークスタイル変革の一環として、持ち運び可能なノートPCを業務用として導入。その情報漏えい対策としてPassageを採用しました。VDIや他のシンクライアントと比べ低コストだったことが決め手で、今後の会議のペーパーレス化やフリーアドレス化に伴う新たなPC活用方法に期待が持てます。
参照元:Flex Work Place公式ページ(https://www.yrl.com/fwp/casestudy/detail_15/1.html)
会社名 | 横河レンタ・リース株式会社 |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト |
URL | https://www.yrl.com/ |
Passageには一部保護対象外の領域があるものの、導入コストを抑えられるというメリットがあります。そのため、比較的機密性が低い情報を扱う入力作業など、簡易的な業務に適した製品と言えるでしょう。
本メディアではPassage以外のデータレスクライアント製品を紹介しています。各社の違いや製品の特長を記載していますので、データレスクライアント選びの参考にしてください。