データレスクライアント製品にはさまざまなものがあり、いざ導入しようとすると「どの製品を選べばいいか分からない」と悩むかもしれません。データレスクライアント製品は、価格比較だけで選ぶと、実際に利用しはじめたときに不都合が生じる可能性があります。自社に合う製品を選ぶ場合は、ポイントを絞って比較することが大切です。この記事では、データレスクライアント製品を選定する際に確認するべきポイントを紹介します。
データレスクライアントの製品選定は、ポイントを絞って検討すると分かりやすくなります。特に次の3つのポイントを確認してみてください。
それぞれの確認ポイントについて、詳しく解説します。自社の業務内容と照らし合わせながら確認することで、適切な製品を選べるようになります。
オフライン利用に対応しているかどうかを確認しましょう。営業時や出張時など、オフライン環境でPCを利用しなければいけない状況は少なくありません。そのようなシーンでもデータを保存できる仕組みでなければ、データ保存の漏れやデータの不整備といった問題が生じる可能性があります。
たとえば、クラウド上の分散片をUSBメモリやスマホに同期・保管することでユーザーデータを利用して作業を継続できる仕組みや、PCのシャットダウンでキャッシュを削除するのではなく保存したままにできる利便性優先モードを搭載したシステムなどがあります。
オフライン利用に対応している製品を選ぶことはもちろん、オフライン時のデータアクセス方法や同期の仕組みを確認し、自社の使い方に合っているものを選ぶことが大切です。
指定箇所以外の場所への保存を許可しないという方法は、セキュリティ対策として有効です。こうした使い方をする場合は保存先を制御できるか確認してください。
ライトコントロールオプションで保存先を仮想対象ディレクトリのみに制御し、USBメモリやCドライブ直下へのデータ保存を禁止できるといった機能や、仮想対象ディレクトリの指定フォルダ以外への書き込みやデータ持ち出しを制御できる制御オプションが搭載されている製品があります。
仮想対象ディレクトリのみに保存先を制限できる製品や書き込み制御オプションがある製品を選ぶことも大切ですが、業務効率とセキュリティのバランスを考慮して、適切な制御レベルを設定してください。また、OSやアプリケーションを阻害しない制御機能を選定することもポイントです。
保管先には、「クラウド」「オンプレミス」があります。多くの製品は、データの保管先はクラウド上のファイルサーバーです。セキュリティを考えて、データを社内のオンプレミス環境上に保管したい会社もあるでしょう。その場合は、オンプレミス環境に対応した製品を選ぶ必要があります。
保管先は、セキュリティと利便性のバランスを考慮し、企業の規模や業務内容に合わせて適切に判断してください。
データレスクライアントを検討するときは、「オフライン利用への対応有無」「保存先の制御」「保管先はクラウド上かオンプレ上か」の3つのポイントを確認してください。出張や出先でのPC利用やリモートワークがあるのかという働き方の観点と事業の性質、利便性を考慮して、適切な製品を選ぶことが大切です。