おすすめデータレスクライアント今すぐチェック おすすめデータレスクライアント今すぐチェック
データレスクライアント導入ガイド » データレスクライアントとは » データレスクライアントとシンクライアントのPC性能による違い

データレスクライアントとシンクライアントのPC性能による違い

目次

ここでは、シンクライアントが注目されるようになった背景とデメリットについて調査。また、そうしたデメリットをカバーできるデータレスクライアントはシンクライアントと何が違うのかについて解説します。

「シンクライアント」が脚光を浴びた背景

2000年代に入ってから急速に注目されるようになったシンクライアント。なぜ脚光を浴びるようになったのか、その理由とシンクライアントの考え方についてまとめました。

シンクライアントの基本的な考え方

端末側の機能を最小限にしてクラウドや社内サーバー側で処理を行うのがシンクライアントの基本です。この考え方は決して新しいものではなく、大型コンピュータが汎用機と呼ばれていた1980年代頃までは一般的なことでした。

その頃は、中央主権的に汎用機がほとんどの処理を行い、そこに接続している端末にはオペレーションを行うモニタ機能くらいしかありませんでした。ところが1990年代にパソコンが普及するようになり、データ処理の分散化が進みました。

その意味では、シンクライアントは時代を逆行するようなシステムなのです。それが、近年注目されるようになったのは、業務システムを取り巻く環境が変わってきたためです。シンクライアントを理解するにはその点を押さえておく必要があります。

シンクライアントが注目された理由

2000年を過ぎてから、シンクライアントにスポットが当たるようになったのには理由があります。そこで、セキュリティ面・BCP対策・仮想化技術という3つのポイントを中心に、その背景を整理していきましょう。

セキュリティ対策

インターネットの普及や働き方の多様化によりセキュリティリスクは高まる一方です。リモートワークでPCを外部に持ち出すようになると紛失・盗難などによる情報漏洩やサイバー攻撃などを受けやすくなります。そのため、端末側に重要データの保存・処理をさせるためには、しっかりした対策を講じる必要が出てきました。

BCP(事業継続性)対策

企業は自然災害やテロなどの緊急事態でも、事業を継続させる対策を考えなければなりません。もしPC端末に重要データがあり、それが破損してしまうと資産価値のある情報を失うだけでなく、事業継続が困難になることも考えられます。サーバー側でデータや処理が可能ならば遠隔地から接続して業務再開までスピーディーです。

仮想化技術の進歩

シンクライアントを可能にするためには技術の進歩という点も見逃せません。以前よりも物理サーバー、クライアントPC、ストレージなどをソフトウェアで仮想化する技術が向上しました。仮想化により端末側にデータを残さなくすれば情報漏洩リスクがなくなりますし、サーバー側で処理することでサイバー攻撃防止につながるというわけです。

良いことばかりではないシンクライアント

シンクライアントはシステム環境の整備・安定のために欠かせませんが、メリットだけでなくデメリットもあります。その一つはコスト面です。仮想化を実現するためには導入の手間がかかりますし、稼働後は運用・管理コストも考えなければなりません。

もう一つは、サーバー側に処理を集中させることで負荷が増大しパフォーマンスが落ちることです。ネットワーク環境の整備や仮想化技術が進化したとはいえ、ユーザー数が多くなれば、処理も重たくなっていきます。

シンクライアントのデメリットを
カバーするデータレスクライアント

導入・運用・管理コスト問題を解決

データレスクライアントはシンクライアントと比べると、導入・運用・管理コストの大幅な削減が可能です。シンクライアントは仮想化管理ソフトや端末から処理を行うためのシステム構築、それを動作させるサーバーなどに費用が発生します。

それに対し、データレスクライアントはデータのみをサーバーに保存し、処理はPCなどの端末側で行うためシステム設計もシンプルです。導入工数が少なくて済み、ファイルサーバーの管理コスト、ライセンス料も抑えられます。

シンクライアントが注目された理由は情報漏洩防止などのセキュリティ対策やBCP対策などの有用性です。データレスクライアントは、どちらの目的も果たした上でシンクライアントのコスト問題を解決します。

パフォーマンスの問題を解決

シンクライアントとデータレスクライアントの大きな違いは、データ処理を行う場所です。シンクライアントはデータと処理両方をサーバーで行うため処理が重く、オフラインでは作業できないデメリットもあります。

データレスクライアントはデータのみサーバー側に保存し、処理は端末側で行うためシステムの負荷が分散します。そのためシンクライアントのように動作が重たくなるという問題は発生しにくいのがメリットです。

さらに、端末側にデータを保管する揮発性の一時領域を確保することで、オフラインでの作業も可能です。データレスクライアントはPC端末などに備わっている処理能力を無駄にせず、高いパフォーマンスが得られるシステムといえるでしょう。

時代はシンクライアントからデータレスクライアントへ

上記のような状況から、データレスクライアントはシンクライアントの基本コンセプトを受け継ぎながら、次世代のネットワーク作業環境を実現する仕組みとして期待され、乗り換えている企業が増加しています。

本メディアではデータレスクライアントについて詳しく解説をするとともに、おすすめのデータレスクライアント製品を紹介しています。シンクライアントからの乗り換えを検討されている、これから何かしら対策を検討している企業のご担当者はぜひ参考にしてください。